バンクシーによるフランス政府を風刺する新作が、パリ街頭に出現
- By HighsnobietyJapan in art
- 2018年6月28日
Getty Images / PHILIPPE LOPEZ
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パリメンズコレクションの話題が続く中、ロンドンを中心に活動するストリートアーティスト「バンクシー(Banksy)」の新作がパリの街頭に出現したと『ABC News』が報じた。
バンクシーが今回、フランスの厳しい移民政策への風刺作品を制作。移民らしき女の子がまんじの上にペイティングする場面を表現する作品や、「ジャック=ルイ・ダヴィッド(Jacques-Louis David)」が1801年に制作したナポレオンの絵にインスパイヤされる作品などがパリのストリートに現れた。また、のこぎりを手に持つスーツ姿の男性が、片足を失った犬に骨を渡す絵が印象的で、彼のブラックユーモアを表現する典型的な作品だ。作品の詳細に関しては、『ABC News』の記事をこちらからチェックしてみよう。
さらに、「バンクシー」本人がインスタグラムで、パリで創作した作品を投稿。彼は、ポンピドゥー・センターにある壁に描かれたカッターを持つネズミの写真を公開し、「1968年の事件以来、50年も経った。パリこそ、ステンシルアートの誕生地だ」というキャプション付きでインスタに投稿した。
バンクシーによる作品の多くは政治的なデーマを取り入れ、上の作品も、1968年にパリで行われた市民運動を表現する作品なのだ。
また別の場所で、カップルのネズミが実際のエッフェル塔を眺める作品も投稿された。
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