Report | ディーゼルによる “HAɄTE COUTURE”キャンペーンイベントが寺田倉庫にて開催
イタリアのプレミアム・カジュアル・ブランド「ディーゼル(DIESEL)」が今シーズン、「HAɄTE COUTURE(ヘイトクチュール)」という新たなブランドキャンペーンを展開している。同キャンペーンの日本展開を迎え、「ディーゼル」が10月12日(金)に「HAɄTE COUTURE-ヘイトなんて、着ちらそう。」というメッセージを掲げたイベントを寺田倉庫で開催した。『ハイスノバイエティ ジャパン』編集部が会場に潜入し、イベントレポートとスペシャルゲストのインタビューを行った。
ソーシャルメディアの普及が進み便利になった一方、インターネット上の誹謗中傷の書き込みが社会的に大きな問題になっている。その現状に対して、批判にさらされても後ずさりせずポジティブに前進しようというメッセージを発信するのが、今回の「HAɄTE COUTURE」キャンペーンの原点なのだ。
10月12日(金)のイベントは東京都臨海部に位置する寺田倉庫で行われ、コインロッカーにまんべんなく貼られたヘイトワードのステッカーや、画面いっぱいにヘイトワードが投影されたプロジェクションウォールなど、会場では「HAɄTE COUTURE」の世界観が力強く表現された。イベント最初に行われたプレゼンテーションでは、高橋ラムダ氏のスタイリングによる「ディーゼル」2018秋冬コレクションを披露。東京で活躍している20人のインフルエンサーが、実際に受けたヘイトワードを、新進気鋭アーティストJun Inagawaの手によってカスタマイズされたアイテムを身に纏いランウェイに登場した。
その後、CRAZYBOYこと三代目J Soul BrothersのELLYが登場し、NEOTOKYO FAMILYやRIEHATA、JP THE WAVYなどのアーティストによるライブパフォーマンスが行われた。また会場には、マンガとストリートカルチャーを融合し、A$APファミリーが率いるブランドアパレル「ヴィーロン(Vlone)」やアメリカのヒップホップシーンを牽引するアーティストたちとのコラボレーションで注目されているJun Inagawaによる“ヘイト”とイラストを融合させたハンドライディングイベントも開催された。
「Diesel is dead」(DIESELは終わっている)や「Diesel is not cool anymore」(DIESELはもうダサい)など、実際にDIESELがこれまでに受けてきた批判をデザインに反映したユニークなコレクションが会場内に展示され、強いメッセージ性とインパクトを持つアイテムが多くの注目を集めた。
- Photographer: Kouichi Nakazawa
- Edit: Tony Wang
- Edit Assistant: Bun Yu