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Where the runway meets the street

メンズアイテムを中心に取り扱うオンラインリセールサイトGrailed(グライルド)が、新たにアーカイブセールを開催。今回のセールでは、米・デトロイト出身のジュリアン・フェッターマン(Julian Fetterman)により出品されたvisvim(ビズビム)のアイテムに注目が集まっている。

 

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And we’re live on @grailed! Thanks so much for all of the support❣️😊

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「初めてvisvimが好きになったのが、高校生のときだった。当時僕は、地元のvisvimを取り扱うお店で働いていたんだ」と、フェッターマンは語る。「そして僕は6年前からvisvimのアイテムを集め始めた。visvimのデザイナー中村ヒロキがどんな風に、伝統的な技法や、最高級のクラフトマンシップ、そして丈夫で長く使えるものを作ることに力を注いでいるのかを知ったんだ」
現在、フェッターマンが出品中のアイテムは、ジャケットや、フーディ、シャツやシューズなどに及ぶ。今回のプロジェクトでは、フェッターマンがそうであったように、visvimを求める人々に購入してもらい、フェッターマンの持つたくさんのアーカイブを多くの人々に知ってもらうという目的があった。


フェッターマンのお気に入りは、Holton Stoleだという。同モデルは、1950年代に活躍したジェラルド・ホルトム(Gerald Holtom)から着想を得たもので、平和を意味する大きなマークが、カシミア製のスカーフの上に描かれている。2013年の秋冬コレクションで登場したモデルだ。
他にも注目のアイテムはあり、スモーキーな印象を醸し出すため、灰につけて手でこすり、スウェード生地に少しマットな印象を加えるよう加工した101 IT Suedeジャケットや、天然素材で染色した6つの異なる種類の糸を使い作られたHighland Knit Hoodie F.Z.というフーディも注目である。「僕は、visvimがどんどん進化していると思うんだ」と、フェッターマンは言う。「中村ヒロキは、いつも新しい生地や、製造工程、製造業者を見つけてくる。だから、彼や彼自身の知識が、visvimの成長に通じていると思う」


フェッターマンが出品したvisvimの全75アイテムは現在、Grailedで販売中である。

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engineer

世界を股にかける天才敏腕エディター