2018年「LVMHプライズ」のグランプリと30万ユーロの賞金を手に入れたのは?
- By HighsnobietyJapan in style
- 2018年6月8日
6月6日(パリ現地時間)、若手ファッションクリエーターの育成と支援を目的に創設した「LVMHプライズ(LVMH Prize)」の最終審査がパリで行われた。最終審査に進出してきたファイナリストたちが最高のコレクションを発表し、グランプリと賞金獲得に挑んだ。
朝から始まった長丁場のプレゼンと審査を経て、グランプリのプレゼンターを務めるハリウッド女優の「エマ・ストーン(Emma Stone)」が、デザイナーの「井野将之(Masayuki Ino)」が手がける日本のストリートウェアブランド「ダブレット(Doublet)」の優勝を発表した。30万ユーロ(約3800万円)の賞金以外に、LVMHからの一年間指導プログラムも手に入れた。
「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の副社長で「LVMHプライズ」の設立者である「デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)」が審査結果について、「井野将之のデザインは、現代的なアイデアをたくさん詰め込み、都市文化に対しての詩的な試みです」とコメントした。
今回の優勝は再び、ストリートウェアがファッションのメインストリームでの活躍ぶりを示し、この間に行われた「CFDA ファッションアワード」に、メンズウェア部門を受賞した「シュプリーム(Supreme)」の創業者「ジェームス・ジェッビア(James Jebbia)」のことも再度頭に浮かぶのだろう。
また、ストリートファッションにも親しみの「ジェイデン・スミス(Jaden Smith)」が特別賞を発表し、ファイナリストに進出した初の韓国人デザイナー「ロック・ファン(Rok Hwang)」が手がける「ロック(ROKH)」が受賞。彼も15万ユーロの賞金とLVMH一年間の指導プログラムを獲得した。
授賞式の様子は下の動画でチェックしよう。