フライトをテーマにしたMCMの2019年春夏キャンペーン
MCM(エムシーエム)は、2019年春夏コレクションにて“フライト(飛行)やアビエーション(航空)”からインスピレーションを得たコレクション“Luft(ルフト)”を発表した。広告キャンペーンでは同ブランドのテーマでもある“モビリティ(動きやすさ)”をテーマに空の旅へのオマージュ。また、アビエーションにまつわる斬新な素材やパーツを取り入れたウエアやバッグなどをフィーチャーしている。
最新ビジュアルでは、風を受けて広がるナイロンのパラシュート素材や流れるような色彩、フェザーのように軽やかで力強さを感じさせるコレクションを捉えた。今回起用されたのはアーティスト兼ミュージシャンのペギー・グー(Peggy Gou)と著名なスケートボーダーのトリア・ティタエヴ(Tolia Titaev)。ア ートとミュージック、カルチャーをインスピレーション源に世界中で活躍する新世代の若者を起用することで、自ら開拓する現代の先駆者を巧みに表現している。
また今回のキャンペーンはドイツ・ベルリンを拠点に、“自由、探究、創造性”に基づいた活動を原点とするマガジン『032c』とのクリエイティブ パートナーシップとの一環でもある。
『032c』の創業者で、クリエイティブディレクターのヨルグ・コッホ(Joerg Koch)と、032 Apparel の創設者でありクリエイティブディ レクターのマリア・コッホ(Maria Koch)は以下のように述べている。
「私たちは、旅、モビリティ、そして自由をテーマとするコレクションが訴えるメッセージに大きな刺激を受けました。私たちにとって、ルフトというコンセプトは、旅をしているときに感じる自由だけでなく、わくわくするような冒険心をも感じられます。自由と冒険、これこそまさに、ダイナミックで遊び心溢れる今回のキャンペーンを通して私たちが表現したいと考えたエレメントです。」
なおスタイリングはラグジュアリーとストリートの組み合わせとソーシャルメディア時代特有の独特のアプローチが特徴的な『032c』のマーク・ゲーリング(Mark Goering)が手がけ、撮影はドイツ人フォトグラファーのヨナス・リンドストローム(Jonas Lindstroem)によりベルリンで行われた。
今キャンペーンについてMCM ワールドワイドのチーフ・ビジョナリー・オフィサー、キム・ソンジュ(Kim Sung)は次のようにコメントしている。「ベルリンのクリエイティブな才能溢れるニューウェーブ『032c』とのコラボレーションは、MCMというブランドを考える上で非常に重要な意味を持ちます。何故なら現代のベルリンには、MCM ブランドの本質が踏襲されています。どのブラン ドも、先駆的で破壊的、そしてアート、カルチャー、テクノロジー&イノベーションなど様々な要素が混在し、MCMが誕生したころのミュンヘンのように、ベルリンは今や世界のクリエイティブの中心地です。MCM にとっての原点回帰であると ともに、ニュー・スクール・ラグジュアリーの新しい一ページを象徴するキャンペーンを、ドイツの首都ベルリンを舞台に展 開するということは、私たちにとってこの上無い喜びです。」
2019年春夏コレクションはブランド史上初めて、メンズとウィメンズ両方のレディ・トゥ・ウェアとアクセサリーを中心にライフスタイル全般にわたる幅広いアイテムを発売。2019年1月から店頭およびオンラインにて販売が開始されている。
問い合わせ先:MCM FASHION GROUP JAPAN 株式会社 03-5159-3883